一番費用のかからない激安葬儀は?
こんにちは、現役葬儀屋さん瀬井 由佳です。
今回はコロナウイルス感染症から離れまして、一番費用のかからないお葬式の記事です。
昔と比べて遺族側もかなり選択肢が増えてくる中で、果たしてどんな送り方が一番費用がかからないのか、現役葬儀屋さんがお答えします。
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間違いなく激安葬儀は火葬のみ
直葬と勘違いされることが多々ありますが、一旦どこかに(葬儀式場、自宅、貸式場等)ご安置するので、別のニュアンスになります。
直葬の場合は、病院で亡くなってそのまま火葬場に併設されている安置所に安置して火葬することを指します。尚、火葬場によっては安置所がないので物理的に不可能な場合が多いです。
更に、遺体をそのまま安置できるとも限らないです。
一旦棺に入れなければならなかったりと安置場所にはルール、制限があります。
火葬のみの場合、かかる費用は以下の通りです。
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①火葬費
②御棺代
③搬送車
④霊柩車
⑤骨容器
⑥安置料
⑦ドライアイス代
その他葬儀屋さんで決められた金額を上乗せして請求になります。
以下、①〜⑦の項目別の説明。
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①火葬費
市や町で決められた火葬場が利用できれば、無料の市もあります。
ほとんどの地域は減額だと思いますが、気になる方は調べてみると良いと思います。
②御棺代
選ぶ御棺の種類にもよりますが、シンプルな桐の棺であれば数万円程度で収まると思います。
亡くなった方が女性の場合によく使用する布張りの御棺は木で作られている御棺よりも少し金額が上がる傾向です。
③搬送車
仮に病院で亡くなったとすると、病院から安置場所への距離で金額が変動します。
同じ県内や同じ市内の移動であれば安く済みますが、他県からの移動や、他県への移動であれば高くなります。
④霊柩車
安置場所から火葬場へ向かう火葬場行きの専用車です。
葬儀屋さんから指定された金額でお客様に請求がいきます。
⑤骨容器
火葬場で御身体が火葬された後は御骨になって対面します。
その際に御骨を入れる容器です。
故人になって初めて入る家等言われています。
⑥安置料
⑦ドライアイス代
火葬場の都合で日にちが伸びれば伸びるほど、安置場所の1泊料金に従ってプラスされていきます。
例)安置【5日】✖️¥10,000=¥50,000
それに加えてドライアイスも基本的には日数分お身体に当てますので1回料金に従ってプラスされていきます。
例)安置【5日】✖️¥5,000=¥25,000
総額ざっと20万から30万円くらいでしょうか。
大きい葬儀屋さんが火葬のみばかりお手伝いしてると潰れます。笑
それくらい葬儀屋さんにとっては利益が出ないです。
なんなら人件費を考えると赤字…ってこともあるかもしれません。
費用に困っている方は是非火葬のみを葬儀屋さんに直接伝えてみてください。